縄跳びで身長は伸びる?身長を伸ばす3つのポイント

縄跳びをすると身長が伸びるとか伸びやすいという話があります。

確かに縄跳びのようにジャンプを繰り返す競技、
具体的にはバスケットやバレーボールの選手を見てみると、
高い身長の人が多いですよね。

身長を伸ばすには、骨端線と呼ばれる骨の端にある組織を、
縦方向に対して刺激を与えると良いと言われているので、
縄跳びのような縦方向のジャンプ運動は、
身長を伸ばす効果は大いに期待できます。

さらに縦方向の運動は、脳下垂体も刺激することができ、
その影響で成長ホルモンの分泌も促すことができます。

縄跳びをすることで骨端線も、成長ホルモンも同時にスムーズに働きかけるため、
毎日継続させる事で少しずつ効果を蓄積することができます。

ただ、縄跳びだけだとどうしても運動が単調になりがちなので
「全身使う」と言う点で考えると、
身長を伸ばすのは厳しくなってしまいます。

バスケットボールやバレーボールでは、
ジャンプ以外にも走る、投げる、打つなどの運動があります。

ジャンプの時の姿勢も思いっきり体を伸ばしてジャンプしています。

全身をバランス良く使う事により、
体の全体の骨に程よい刺激が行き渡り、
骨を伸ばす効果が期待できるので、
縄跳びだけでで身長を伸ばすのは難しいものがあります。

さらに、身長を伸ばすためには、運動以外にも、
睡眠もしっかり取らなければいけないし、
身長を伸ばすために必要な栄養も欠かせません。

「運動」「睡眠」「食事」の
3点を充実させる必要があり、具体的には、

  • 身体を動かして筋肉を刺激する
  • よく眠って成長ホルモンの分泌を促す
  • 成長に欠かせない栄養を十分に補う


という3つのポイントを抑えなければいけません。


身体を動かして骨・筋肉を刺激する

筋肉というのは、基本的に刺激を受けることで強くなります。

身長を伸ばすためには骨(骨の先にある骨端線)
も刺激しなければいけないので、
運動は絶対に必要です。

身体を酷使した後に起きる筋肉痛も、
筋肉が新しく生まれ変わるときの「生みの苦しみ」になるわけですが、
筋肉が再生する際、以前よりも強度を増す仕組みになっています。

運動やトレーニングをすることで体の成長を促すことができるものの、
ただ一つ気を付けなければいけないのは、
レーニングのやりすぎです。

ダンベルや機器を使ったトレーニングは、
成長期には負荷が大きすぎて
筋肉の組織が壊れてしまう可能性があります。

過度なトレーニングや運動は
逆に体の成長を止めてしまう可能性があるので、
身長を伸ばすためには、あくまでも適度な刺激が大切です。

レーニングのやりすぎにはくれぐれも気を付けなければいけないものの、
常識的な範囲内で、部活動や筋トレをする分には、
身長に悪影響を与える心配はありません。

よく眠って成長ホルモンの分泌を促す

身長というのは24時間かけて少しずつ
伸びているわけではありません。

朝昼晩の時間帯によって
身長が伸びるスピードが全く異なっていて、
眠っている間に最も身長は伸びていきます。

睡眠中は身長が伸びるために欠かせない
「成長ホルモン」の分泌が最大化するからです。

「寝る子は育つ」という格言はまさにその通りなんですが、
だからと言って、単純に睡眠時間を長くすれば良い、
というわけではありません。


私たちの睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠という2種類があり、
身長を伸ばすにはノンレム睡眠の方を長くしなければいけません。

ノンレム睡眠レム睡眠は眠りの深さが違っていて、
レム睡眠は通称「浅い眠り」と呼ばれていて、
ノンレム睡眠は「深い眠り」と呼ばれます。

夢を見るのは浅い眠りであるレム睡眠の方で、
明け方に夢を見やすいのも、目覚める直前というのは、
眠りが浅くて目が覚めやすくなっているからです。

一般的にはレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返しているものの、
睡眠のリズムが崩れるとノンレム睡眠の時間が短くなり、
成長ホルモンの分泌量を減らしてしまうことがあります。

つまり、夢をたくさん見るとか、
夜中に途中で何度も目が覚めてしまうような睡眠の状態だと、
ノンレム睡眠の時間が短くなっていると考えられます。

レム睡眠の方が長くなってしまうと、
成長ホルモンの分泌量も減ってしまうため、
睡眠の質を高めて、ノンレム睡眠の時間を長くする必要があります。

成長に欠かせない栄養を十分に補う

身長が伸びるためには
成長ホルモンの分泌を促さなければいけないものの、
成長ホルモンがいくら充実していたとしても、
身長を伸ばすために必要な材料が不足していたら意味がありません。

身長を伸ばすためには、
体を作るためのタンパク質(アミノ酸)が絶対に必要だし、
ビタミンやミネラルも欠かせません。

筋肉や体の組織を合成するためには、
タンパク質のもとになる様々なアミノ酸の方か、
アミノ酸同士を合成するために各種ビタミン・ミネラルも必要です。

また、骨を作るためにはカルシウムも必要で、
カルシウムが骨になるためにはマグネシウムも欠かせません。

成長期の子供が必要とする栄養分を
しっかりカバーしなければいけません。